2019年12月13日

ミイラ アンデスのミイラ3 神に捧げられるため、候補者の女子は処女であることが求められる 山頂で発見された生贄にされた子どものミイラ

 スペイン人が記録している記録には生贄についてのものもあります。犠牲になるのは子どもたちで、その理由は「純粋なので神々と過ごしやすいから」とのことです。子どもたちには、神々と人々との仲介役が期待されました。その役割から、生贄にされる子どもたちは神聖視され、尊崇されました。

 聖性を保つため、女の子には処女でいることが求められました。この特別な女性は、「選ばれた女性たち」を意味するアクリャと呼ばれ、幼いときに実家から離され、一般人から隔絶された特別な建物で育てられました。彼女たちはここで織物やトウモロコシビールの作り方を学んだのです。

 ただ、アクリャが全員生贄にされたわけではなく、貴族と結婚する者もありました。

 インカの人々がカパコチャと呼んだこの人身御供を支えるため、帝国の各地から少年少女たちが首都クスコに送られました。そのうちの一部の者は、クスコではなく故郷や別の地方に送られて生贄にされたそうです。

 子どもを人身御供に捧げることは名誉なこととされたのではありますが、我が子が死んでいくことを受け入れる親ばかりではありません。そのような場合、親は早くに娘に性体験をさせてしまい、処女でなくすことによって生贄にされるのを防ぎました。

 長々と人身御供について触れてきたのは、寒冷による乾燥でミイラ化した子どものミイラが山頂で発見された例があるためです。
1999年、標高6288メートル(『インカに眠る氷の少女』によれば標高6310メートル)のアンパト山で、3体のミイラが発見されました。

たまたま、アンパト山よりも標高の低いサバンカヤ山が噴火を起こし、その様子を隣のアンパト山山頂から見ようと考えた考古学者のヨハン・ラインハルトたちが山に上りました。そこで彼らが目にしたのは、祭祀用の基壇でした、凍っていた火山灰の層が太陽熱で崩壊し、その下に埋めてしまっていたインカ時代の遺跡も山頂から崩れ落ちていたのです。



インカに眠る氷の少女
インカに眠る氷の少女


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posted by 仲井 智史 at 12:00| Comment(0) | ミイラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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