2017年06月17日

キリスト教の成立 イエスの墓5 実は裕福な家の出なのか?最初の奇跡と謎の結婚式

 仮に墓がナザレのイエスのものだったとすれば、イエスの出自にも疑問符が付きます。イエスは貧しい石工の息子だったとされていますが、そのような人物が大きさから尋常ではないと判断されるような立派な墓に収められているものでしょうか?

 確かに、イエスの弟子には裕福な者もいました。しかし、実はイエス自身も貧しい出自ではなかったのかもしれません。

 イエスが行った最初の奇跡は、結婚式で水をワインに変えたというものでした。ナザレの近くにあるカナの町での結婚式で、客に振る舞うためのワインが切れてしまったことを、なぜか母マリアがイエスに告げると、イエスは水がめ6つになみなみと水を入れさせ、それをワインに変えてしまったのです。

 さすが、反対派から大酒飲みと罵倒されるだけのことはある、と感心している場合ではありません。

 マリアがワインの欠乏を心配するのはおかしなことです。客をもてなすのはその家の主人ですから。なので、結婚式はマリアの子供の結婚式であると考えれなければおかしいのです。

 次に、ワインの量が問題です。水がめになみなみのワインとはどのくらいの量なのでしょうか。少々控えめに、ポリタンクと同じくらいの20リットルとしてみましょう。すると、追加のワインは120リットルになります。750mlのワインボトルに換算すると、160本です。追加で160本ものワインを必要とするような結婚式は、果たして貧しい石工の家族のためのものでしょうか。

 結婚式の逸話は全て創作されたものである、という至極ごもっともな説もありますが、結婚式が本当であれば、イエスはそれなりに裕福な家庭に生まれた可能性が高いでしょう。

 墓をめぐる話はここまでとして、教団の歴史に戻りましょう。

 ヤコブの死後はイエスとヤコブの従兄弟であるシモンまたはシメオンがエルサレムのグループを率いることになりました。イエス、義人ヤコブ、シモンと、教団トップは3代に渡って一族から選ばれたことになります。シモンの時代もまた、大変なものでした。最終的に彼はトラヤヌスの命で磔にされることになります。



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posted by 仲井 智史 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | キリスト教の成立 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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