2017年06月16日

キリスト教の成立 イエスの墓4 遺留物からミトコンドリアDNAが発見され、マリアムネとイエスが同じ一族では無いことが判明

 もしマリアムネがイエスの母親や姉妹だとすれば、ミトコンドリアDNAは一致するはずです。しかし、一致しなければどうでしょう?その最も高い可能性はイエスの配偶者で、次に高いのはイエスの娘であるということでしょう。そして、妻が葬られていないのに娘は葬られているというのは不自然です。つまり、妻である可能性が俄然高まってくる、ということです。

 2人のミトコンドリアDNA配列は、一致しませんでした。

 残念なことに、イエスの息子ユダのミトコンドリアDNAは採取不可能だったので、マリアムネとユダの親子関係(控えめに言って同じ母系集団に属する関係)は証明できませんでした。

 更に奇妙な一致があります。例のオデット・ゴランが保有していたヤコブの骨箱の付着物の組成と、ヨセフの息子イエスのそれは一致したというのです。他の墓から得られた骨箱も分析にかけられた結果、違う墓に収められた骨箱の付着物は組成が異なっていたそうです。ということは、ヤコブの骨箱はイエスの骨箱と同じ場所で保管されていたことを意味します。

 ヨセフ、イエス、ヤコブ、マリア、そしてマリアムネという、イエスの極めて親しい人々と一致する名前が同じ墓から出てきたのが偶然とは、ちょっと考えられない話ですね。

 ただ、オデット・ゴランの遺物工房の存在、そしてヤコブの骨箱の粗雑な扱いが意味しているのは、オデット・ゴラン自身はこの骨箱を貴重な遺物ではなく、金儲けの道具であると考えていることです。しかし、もしかしたら彼の野心に火を付けたのは、骨箱に刻まれたヤコブの名で、あるいは彼はイエスの弟ヤコブの骨箱だとは信じないまま、本物のヤコブの骨箱を所有していたのかも知れません。

 現時点で、ヤコブの骨箱は偽物だとされていますし、墓はほぼ無視されているようですが、その背景に正統派キリスト教にとって都合の悪いことが沢山あるからだ、というのは穿った見方なのでしょうか。


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posted by 仲井 智史 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | キリスト教の成立 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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