2017年04月25日

キリスト教の成立 イエスの特異性 社会から爪弾きにされる者にも対等に接するイエス

 そんな彼らに、イエスは大衆の使う言語であるアラム語で教えを垂れました。ゴータマ・シッダルタがサンスクリット語ではなく民衆語で教えを説いたのと重なりますね。

 イエスを快く思わないファリサイ派の人々は、姦淫の現場を押さえられた女性を連れてきて、律法では石打と決まっているが、どうしたものだろうかと問います。女を許せば律法を守らない、ユダヤ教に反するとしてイエスの信用を奪うことができますし、石打にすれば残虐な刑を課したことでやはり信者の信用を落とすことができるという、意地の悪い質問でした。イエスは、あなた達のうち、罪のない者から石を投げなさいと言います。この場合の罪とは原罪のことです。原罪が無いなどと言おうものならユダヤ教徒失格です。彼らはすごすごと引き下がるしかありませんでした。

 また、ガリラヤではマグダラのマリア(マグダラには地名であるとかマリアの名前であるとか諸説あって定まっていません)がイエスの弟子になっています。彼女は7つもの霊をイエスに追い払って貰ったそうです。改悛した娼婦の守護聖人とされているマグダラのマリアですが、娼婦だったと明示されてはいません。ルカによる福音書に見える罪深い女がマグダラのマリアとされるのですが、その根拠もありませんし、なぜ罪深いのかの説明もないのに、性的な方面での不品行があったとされているのは可哀想な気がします。

 マグダラのマリアはイエスを随分熱心に崇めたようで、イエスの処刑後に男の弟子たちがこぞって逃げ出す中でも忠誠を貫き、福音書によってはイエスの墓が空になっていることを最初に発見したともされる、重要な弟子になっていきます。

 イエスのもう一つの武器が、奇跡でした。弟子の結婚式で水をワインに変えてみせた、パン5つと魚2匹しかなかったのに5000人以上が満腹になった、水の上を歩いたとか病気の人を癒やした、あるいは悪魔祓いを行ったといった物語が沢山採録されています。


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posted by 仲井 智史 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | キリスト教の成立 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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